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これに合わせて、自然と鑑理の顔も綻(ほころ)んでい

これに合わせて、自然と鑑理の顔も綻(ほころ)んでいく。唯一、表情を変えない宗珊は、「息子の非礼、失礼致しました。」と、道雪と鑑理に頭を下げた。「いえいえ、これくらい何HKUE事はございませぬ。いや、しかし、思うた以上に、大きな御仁でございますな。腕の太さだけでも、当家に敵う者はおらんでしょう。」道雪は隆行の無骨な外見に好感を抱いたらしく、「立派な後継ぎではございませぬか。子の無い某から見れば羨ましい限りですぞ。」と、宗珊に向かって言葉を返す。このような雰囲気で始まった双方の家の重臣同士の会合は、なんといっても、同盟関係の締結が一番の議題である。初対面の隆行のために、お互いの紹介をすると、軽い世間話をして、早速本題に入った。「さて、婚姻関係を結ぶ事につきましては、当家でも評定で決定致しましたが…」と語り出した道雪は、「日取りにつきましては、明年でも宜しいでしょうか?」と宗珊に質問を向けた。道雪の話し振りから、最早、婚姻は内定も出ており、残るは、詳細を詰めるのみである。

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